スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  
Posted by ミリタリーブログ at

2015年11月20日

11月20日の記事







こんばんは♫butchです^^


※今回は長いですよ。

記事を読む前に、トイレを済ませておいて下さい。



「ちびるかもよ。」








今回遂に、あれが登場致します!



そう、









「天使の輪っかセット ver.1」!!!







それでは早速ですが、











「おいでませい!!!」















これですよ!これ!!

タナカペガサスリボルバーにおいて、最後の最重要パーツと言っても過言ではない、


Oリング シールパッキン!!!各種様々!!!























...あれ?

なんとなく、読者さま方の感動が薄い様な...






そうだと思います。
その反応が正しいです。



実際に組み込み、トリガーを引く迄は解りません。





「ニトリルゴム製 MBR70 Oリングパッキンとは、トリガープルが全く違うのですよ!トリガープルが!!」


使用材料や硬度については秘.密.です。

(バレルハウジングパッキンは特注で制作していただきました。)

(いやらしい話、高いです。)





それでは、M327 5inchを例にしてご説明致しましょう。















バレルハウジングパッキンについてです。






タナカペガサスリボルバーの特徴なのですが、






実銃と同じく、ストレインスクリューを閉めたり緩めたりする事により、
ハンマースプリングの圧縮量が変化し、トリガープルの重さを調整出来ます。




出来ますが、すぐに限界を迎えます。


それは、きっちりタイトに組まれた個体であれば有る程です。






なぜか?








画像では解りにくいのですが、トリガーを引き、シリンダーが二分の一から三分の二程回転した所で、





(解り易い様に「天使の輪っか」使用致しております。)


シリンダーモールド部分のヘリに、バレルハウジングパッキンが引っかかります。


この引っかかりによって起こる抵抗が、


タナカペガサスリボルバーのトリガープルを重くしている(スムーズさを阻害している)、最大の要因です。




トリガーを二分の一から、三分のニ程引いた所で、急に「モワッ」と重くなった事、ありませんか?

まさに、あの「モワッ」と感です。


これは、タイトに組まれている個体でのみ起こる現象です。








解り易く、M327を例に挙げますと、









これ未調整のM327。

















これbutchが調整したM327。





さらに解り易くすると、









これ未調整のM327。
















これbutchが調整したM327。





どうでしょう?

未調整のM327はガスガンのキモである、ガスルートが



スッカスカなのです。



ご存知の様に、この部分はガスのみならず、BB弾も通過する部分です。

そりゃ、ガスルートがこんなにスカスカであれば、ガスの流れが乱れ、
BB弾も真っ直ぐインナーバレル迄至りません。

いろんな箇所に激突しながらBB弾は進んで行きます。




「じゃあ、出来るだけタイトに組めば...?」

と思いますよね?




タイトに組めば組む程、先程の

「シリンダーモールドのヘリに、バレルハウジングパッキンが強くひっかかる。」現象が起こります。

最終的にはシリンダーが回転しなくなり、無理矢理トリガーを引くと、

「シリンダーアーム」が折れます(butchは経験済み^^;)




ですからタナカさんは、あえてスカスカに調整されているのです(だと、思いますけど...)。








以前申し上げましたが、タナカペガサスリボルバーは

アクション(トリガープル)、集弾性、初速の全てを同時に

100%にはセッティング出来ない。




その一番の原因は「シリンダーモールドのヘリに、バレルハウジングパッキンが引っかかる事」なのです!!!





タナカペガサスリボルバーのセッティングは、この3つの要素を、バランスよく調整する事が重要なのですが、

例えば、

元来「トリガープル70%」、「集弾性70%」、「初速70%」迄しか施せなかったセッティングを、

潤滑性の高い「天使の輪っかver.1」を使用し、シリンダーモールド「ヘリ」との摩擦抵抗(引っかかり)を抑える事で、


「トリガープル75%」、「集弾性75%」、「初速75%」迄、底上げする事が可能になるのです。
※ 数値はbutchのイメージです。話半分に聞き流してやって下さい^^;


ひとつひとつは小さな底上げ量ですが、三点重なると、かなり大きいですよ?





要するに、タイトに組み上げながらも、「シリンダーモールドヘリとバレルハウジングパッキンの引っかかり」による
トリガープルの「もわっ」と感を最小限に抑える事が出来るのです!





タナカペガサスリボルバーをタイトに調整すればする程起こる、
「シリンダーモールドのヘリに、バレルハウジングパッキンが引っかかる事によって起きる、シリンダー回転不良によるトリガープルの悪化。」


butchが独力で、唯一クリア出来なかった調整です。

「天使の輪っか」バレルハウジングパッキンを装着し、初めてトリガーを引いた時、


「作ってもらって良かった...」


感動すら覚えましたよ。




それなりにお金も掛かりましたが、それ以上の感激がありました。



「プライスレス。」




...プライスレスではないけれども。












そして先日、さらにこだわりにこだわりまくった「天使の輪っかver.2」の見積もりがあがって参りました!!!


「白かったバレルハウジングパッキンが、黒くなったよ♡























butch(笑顔 「どれどれ。どんなもんかいなっと♫」


見積もりを確認。








butch (冷や汗 「...なん、ですと!!?」
































butch (脂汗 「製造最低ロット、1万個!!!?」








butch「支払い総額、んんんんんんんん、ン十万!!!!?」



昇天〜。
















もう、いいわ。







無理だわ。







ン十万は払えないわ。










と言う訳で、「天使の輪っかセット」販売計画は無くなりました。チャンチャン♫













...やかましいわ。



























(追記)


後日、制作業者さんからご連絡をいただきました。


「こんな素材も有るよ^^」


「これならン十万もかからないよ^^」











butch 「ま、ま、ま、マジか...」







つづく。



  
Posted by butch at 02:42「天使の輪っか」