2015年10月25日

butchのフレーム別、ペガサス考。

こんばんは、butchです。
秋の夜長、いかがお過ごしでしょうか?


さて今晩は、butchの独断と偏見による

フレーム別、ペガサス考を、お送り致します。

タナカ ペガサスリボルバーをご購入の際、ご参考になれば幸いでございます。

もちろん、私はKフレニストでございますので、S&W onryのペガサス考でございます。


※今回のペガサス考におきまして、初速や装弾数は判断の対象ではございません。
お気になられた方は、各自ご自身でお調べ下さい。




先ずは、


butchのフレーム別、ペガサス考。



Jフレーム。M36等に代表される38口径小型リボルバー。
小さく、短い事は正義なのです。異論は認めません。

何か親近感を覚え、ホッとさせる存在。それがJフレーム リボルバー。

先に申し上げました様に、最大の長所は小さい事。これが全てです。






そして、唯一最大の短所。それは、

ハンマースプリングのテンションが固定である。

S&Wリボルバーで唯一、ストレインスクリューによるトリガープル調整、ハンマースプリングのテンション調整が行なえません。

一律一定である。と言う事です。


私の様に、内部カスタムを趣味にしている者からすると、これは物足りない。


タナカ S&Wリボルバーのアクション調整(トリガープル等、その他)は、ハンマースプリングのテンション調整による比率が大きく、
その部分が固定となると、調整幅がかなり狭まってしまうのです。

スプリング交換やカットによる調整法もございますが、どちらにしろ一度分解せねばならず、
効率的、機能的とは申せません。

そしてタナカ Jフレームシリーズのハンマースプリングは、テンションが高すぎる。

トリガープルが重い。固い。そして組み込みにくい。

現在、トリガープル軽減化の為のデュアルスプリングを製作中でございます。

もの凄く、組み込みにくい仕様でございます。


好ましいですが、愛せない。

そんなリボルバーです。






次はNフレーム。


butchのフレーム別、ペガサス考。




44口径弾を使用する大型リボルバー。
某有名暴力警官も愛用されている、日本で最も有名な拳銃の一つ。
Xフレームシリーズが発表される迄は、S&W最大のリボルバー。



良くも悪くも、でかい。


大は小を兼ねる。大きな事は良い事です。

しかし、私の様に比較的手の小さい者からすると、あまりその大きさは魅力にはなりません。



そして、最大の難点。


初速調整が非常に難しい。



ただ、他のタナカ ペガサスリボルバーには無い、ペガサスリボルバー最大の良点が二点ございます。






まず、

チチバン調整が非常に行ない易い。

個体差もございますので、全てがそうだとは言い切れませんが、M327やM1917は未調整の状態で
チチバン致します。




※ただ、比較的新型のM327、M1917はバレルハウジング部分(フォーシングコーン)の改良が不可能。
ホップパッキン交換が出来ません(Vホップが使用出来ない、と言う意味です)。




そして二点目。


元来ガス放出口のセンターが出ている。


他のフレームサイズにおいても、チチバン調整は比較的簡単に行なえますが、ガス放出口のセンター出し。

他のフレームサイズでは、不可能と言っても、過言では無い。



この二点が最初から、未加工未調整の状態で揃っている。
他のフレームサイズのペガサスリボルバーではございません。


よって、ペガサスリボルバーに命中精度を求めるのであればNフレーム一択でございます。

レースガン制作に、最も適しているフレームサイズでございます。



しかし、私には大きすぎる...。






続いて、Xフレーム。



butchのフレーム別、ペガサス考。




知りません。


過去に一度、M500 10inchを所有致しておりましたが、

購入して直ぐ、首が折れる。


アウターバレル根元から、ポッキリ折れてしまいました。



何も語る事はございません。









そして最後になりましたが、Kフレーム。


butchのフレーム別、ペガサス考。





世界で最も有名な窃盗犯の、共犯者が使用するリボルバー。


butchのフレーム別、ペガサス考。






タナカペガサスリボルバー Kフレームシリーズの難点からご説明致しましょう。


1.ホップがクソ(タナカ ペガサスリボルバー共通)。

2.チチバン調整に苦労する(特にラウンドフレーム)。

3.ガス放出口のセンターが出ていない(根本改善はほぼ不可能)。

4.M10、M13に至っては、完全分解すら出来ない(フレームにアウターバレルが接着固定)。

5.様々な部分がスカスカ。




その他もろもろ。
様々な難点がございます。


しかし、他のフレームサイズには無い魅力がございます。


先ず、その大きさ。

Jフレームでは物足りない。
しかし、Nフレームでは大きすぎる。

日本人の方に、一番しっくりくるサイズ感ではないでしょうか?


M10やM13のフィクスドサイトフレーム。

これはやはり魅力的でございます。




そして、Kフレームシリーズ最大の良点。


先に挙げた難点1.2.4.を解消出来た時(3.も調整にて改善は可能)、

難点5.様々な部分がスカスカが、他のフレームサイズには無い、





唯一最大のメリットに変わる。のです。









その他のフレームサイズに比べ、調整幅が広い。



これは私の様なチューナーにとっては、最高に楽しい。





なにより、Kフレームが、好っきゃねん!!!








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