2016年01月06日
タナカ S&W M36 3inch(ペ対策+more)
こんばんは♫butchです^^
さて、今回からお送り致します「短期集中連載」。
その名も、「ぺ対策+more」。
※タナカ S&W M36 3inch(Jフレームシリーズ共通)ペガサス病対策と、その他諸々。の略。
今回のカスタム対象はこちら。
タナカ S&W M36 3inch。ABSモデルです。
butchはペガサスリボルバーを、サバイバルゲームや、シューティング等のアクティブシーンには使用しておりません。
「こうすれば、もっと素晴らしいリボルバータイプのエアガンになるのにな...」
と言う観点で、カスタムやチューンを施しております。
(おこなうとすれば、5mや10mのグルーピング計測くらいでしょうか。)
ただ、一つ願う事は、「気持ちよく撃ちたい。」
それだけです。
(もちろんですが、現行銃刀法に定められた範囲内。まずそれが大前提です。)
先ず「アクション」の改良。私にとって、一番重要なチューン部分。
主にトリガーチューンになるのですが、やはり、
「軽く、滑らかにトリガーを引きたい。」
タナカ S&Wペガサスリボルバーにおいて、トリガープルは良くも悪くも、全てに影響します。
簡略に説明致しますと、タナカ S&Wペガサスリボルバーにおいて、トリガープルを軽く調整すると、
初速が下がります。
トリガープルを軽くする=ハンマースプリングのテンションを下げる=バルブノッカー打撃力が下がる=ガス放出量が低くなる。
ガス放出量が下がれば、もちろん初速が下がります。
それはそれで良いのです。
ガス放出量は、上げれば良いと言うものではございません。
ガス放出量が下がれば下がる程、燃費や初速安定度は高くなります。
ガスタンク内の圧力変化が少なくなるからです。
ガスタンク内の圧力変化が少なくなると言う事は、ガスガンの弱点である、冷えにも強くなります。
※気温が低い季節等はどうにもなりませんが...
しかし、弊害も起こります。
極端な例ですが、
「ペガサス病」です。
トリガープルを軽くする=ハンマースプリングのテンションを下げる=バルブノッカー打撃力が下がる=ガス放出量が低くなる。
この、「バルブノッカー打撃力が下がる」と言う部分が重要なのです。
ペガサス病対策加工において、一番重要な部分です。
現在は「ペガサス病対策パッキン」がございますが、
これは、「ペガサス病対策において、現実的な対応策では無い。」のです。
※画像にある、左端の黒いパッキン。
この「ペガサス病対策パッキン」、非常に効きます。
おそらくですが、「ペガサス病対策」において、決定打になると思います。
では、なぜ「現実的な対策」ではないのか?
この1.5mm×1.5mmのニトリルゴム製NBR90パッキン。
一つ、1500円します。
大切な事なので、もう一度言います。
この左端の黒い1.5mm×1.5mmのニトリルゴム製NBR90パッキン。
一つで1500 円します。
1.5mm×1.5mmのニトリルゴム製パッキンが
一つ1500円もするんです。
冗談ではございません。事実です。
この1.5mm×1.5mmのサイズは規格サイズらしいのですが、NBR90と言う硬度が特注扱いになるのです。
※数値が高ければ高い程、硬度の高いパッキンになります。要するに固いのです。
ペガサス病の原因の一つに、ガスタンク内壁へのパッキン張り付きがございますが、
NBR90パッキンは固い為に、ガスタンク内壁への張り付きが起こりにくくなるのです(純正パッキンはニトリルゴム製NBR70)。
特注品なので、市販はされておりません(多分...)。
欲しければ、作るしかございません。
機械加工出来る方であれば、もしかすると製作も可能かも知れませんが、
元来、ペガサスリボルバーで一番ガス漏れし易い部分のシールパッキン。
完璧な精度を求められます。
手作りは不可能。
となれば、専門の業者に依頼するしか無いのですが、
プロに製作依頼となると「製造最低ロット」が発生致します。
考えてみて下さい。
最低ロットが「10」だとしても、最低「15000円」掛かります。
...10個でプロの業者が引き受けてくれますか?
作業効率等を考えると、当たり前の事です。
※納期も長く最低一月〜一月半。
その他の部分のパッキンも特注なので、もちろん高いです。
が、
「天使の輪っか負債」、最大の元凶はこれです。
領収書を見た時、本当に吐き気を催しましたね...
この、
「天使の輪っかセットver.1 with ペガサス病対策パッキン」、売るとしたら、
6000円位ですかねwww
笑えません。
売れる訳が無い。
私なら買わない。買う訳が無い。
しかも、分解、組み込み、調整、組み立てのスキルが最低限必要。
そこ迄行なえる方であれば、すでに対策している事でしょう。
閑話休題。
話が逸れましたが、そう言う事です。
「ペガサス病対策パッキン」を使わず、ペガサス病対策を行なうしかございません。
では、どうすれば良いのか?
公表は致しません。
以前から申し上げている様に、「ペガサス病対策加工」は初速に影響致します。
銃刀法に抵触する可能性がある、「初速に影響を及ぼす加工」でございますので、安易に公表する事は出来ません。
しかも加工自体は簡単なのですが、かなりシビアな加工です。
ほんの少し数値が狂えば、ガスがダダ漏れになります。
一旦そうなってしまうと、修復は不可能です。
一つ、「ペガサス病対策加工」のヒントです。
考え方を変えて下さい。
バルブノッカーをどう強く叩くのかでは無く、どうスムーズに叩くのかを考えてみて下さい。
おのずと答えは見えてくる筈です。
さて、前置きが長くなりましたが、次回から「実践編」。
全てを公表する事は致しませんが、
公表出来る部分は公表致しますよ〜
乞うご期待!!!
さて、今回からお送り致します「短期集中連載」。
その名も、「ぺ対策+more」。
※タナカ S&W M36 3inch(Jフレームシリーズ共通)ペガサス病対策と、その他諸々。の略。
今回のカスタム対象はこちら。
タナカ S&W M36 3inch。ABSモデルです。
butchはペガサスリボルバーを、サバイバルゲームや、シューティング等のアクティブシーンには使用しておりません。
「こうすれば、もっと素晴らしいリボルバータイプのエアガンになるのにな...」
と言う観点で、カスタムやチューンを施しております。
(おこなうとすれば、5mや10mのグルーピング計測くらいでしょうか。)
ただ、一つ願う事は、「気持ちよく撃ちたい。」
それだけです。
(もちろんですが、現行銃刀法に定められた範囲内。まずそれが大前提です。)
先ず「アクション」の改良。私にとって、一番重要なチューン部分。
主にトリガーチューンになるのですが、やはり、
「軽く、滑らかにトリガーを引きたい。」
タナカ S&Wペガサスリボルバーにおいて、トリガープルは良くも悪くも、全てに影響します。
簡略に説明致しますと、タナカ S&Wペガサスリボルバーにおいて、トリガープルを軽く調整すると、
初速が下がります。
トリガープルを軽くする=ハンマースプリングのテンションを下げる=バルブノッカー打撃力が下がる=ガス放出量が低くなる。
ガス放出量が下がれば、もちろん初速が下がります。
それはそれで良いのです。
ガス放出量は、上げれば良いと言うものではございません。
ガス放出量が下がれば下がる程、燃費や初速安定度は高くなります。
ガスタンク内の圧力変化が少なくなるからです。
ガスタンク内の圧力変化が少なくなると言う事は、ガスガンの弱点である、冷えにも強くなります。
※気温が低い季節等はどうにもなりませんが...
しかし、弊害も起こります。
極端な例ですが、
「ペガサス病」です。
トリガープルを軽くする=ハンマースプリングのテンションを下げる=バルブノッカー打撃力が下がる=ガス放出量が低くなる。
この、「バルブノッカー打撃力が下がる」と言う部分が重要なのです。
ペガサス病対策加工において、一番重要な部分です。
現在は「ペガサス病対策パッキン」がございますが、
これは、「ペガサス病対策において、現実的な対応策では無い。」のです。
※画像にある、左端の黒いパッキン。
この「ペガサス病対策パッキン」、非常に効きます。
おそらくですが、「ペガサス病対策」において、決定打になると思います。
では、なぜ「現実的な対策」ではないのか?
この1.5mm×1.5mmのニトリルゴム製NBR90パッキン。
一つ、1500円します。
大切な事なので、もう一度言います。
この左端の黒い1.5mm×1.5mmのニトリルゴム製NBR90パッキン。
一つで1500 円します。
1.5mm×1.5mmのニトリルゴム製パッキンが
一つ1500円もするんです。
冗談ではございません。事実です。
この1.5mm×1.5mmのサイズは規格サイズらしいのですが、NBR90と言う硬度が特注扱いになるのです。
※数値が高ければ高い程、硬度の高いパッキンになります。要するに固いのです。
ペガサス病の原因の一つに、ガスタンク内壁へのパッキン張り付きがございますが、
NBR90パッキンは固い為に、ガスタンク内壁への張り付きが起こりにくくなるのです(純正パッキンはニトリルゴム製NBR70)。
特注品なので、市販はされておりません(多分...)。
欲しければ、作るしかございません。
機械加工出来る方であれば、もしかすると製作も可能かも知れませんが、
元来、ペガサスリボルバーで一番ガス漏れし易い部分のシールパッキン。
完璧な精度を求められます。
手作りは不可能。
となれば、専門の業者に依頼するしか無いのですが、
プロに製作依頼となると「製造最低ロット」が発生致します。
考えてみて下さい。
最低ロットが「10」だとしても、最低「15000円」掛かります。
...10個でプロの業者が引き受けてくれますか?
作業効率等を考えると、当たり前の事です。
※納期も長く最低一月〜一月半。
その他の部分のパッキンも特注なので、もちろん高いです。
が、
「天使の輪っか負債」、最大の元凶はこれです。
領収書を見た時、本当に吐き気を催しましたね...
この、
「天使の輪っかセットver.1 with ペガサス病対策パッキン」、売るとしたら、
6000円位ですかねwww
笑えません。
売れる訳が無い。
私なら買わない。買う訳が無い。
しかも、分解、組み込み、調整、組み立てのスキルが最低限必要。
そこ迄行なえる方であれば、すでに対策している事でしょう。
閑話休題。
話が逸れましたが、そう言う事です。
「ペガサス病対策パッキン」を使わず、ペガサス病対策を行なうしかございません。
では、どうすれば良いのか?
公表は致しません。
以前から申し上げている様に、「ペガサス病対策加工」は初速に影響致します。
銃刀法に抵触する可能性がある、「初速に影響を及ぼす加工」でございますので、安易に公表する事は出来ません。
しかも加工自体は簡単なのですが、かなりシビアな加工です。
ほんの少し数値が狂えば、ガスがダダ漏れになります。
一旦そうなってしまうと、修復は不可能です。
一つ、「ペガサス病対策加工」のヒントです。
考え方を変えて下さい。
バルブノッカーをどう強く叩くのかでは無く、どうスムーズに叩くのかを考えてみて下さい。
おのずと答えは見えてくる筈です。
さて、前置きが長くなりましたが、次回から「実践編」。
全てを公表する事は致しませんが、
公表出来る部分は公表致しますよ〜
乞うご期待!!!
Posted by butch at 03:43
│タナカ S&W M36 3inch(ペ対策+more)