2018年04月07日

ペガサス病対策加工調整''ver.2''とは?

こんばんは♪butchです( ;´Д`)







もはや、タブーは存在しない。







以前、「ペガサスチューニングにおいて、絶対に触れてはならない部分」についてお話し致しました。




トリガーやハンマーの''シア類''、そして''ノッカーシャフト''等。



これ等、ペガサスチューニングにおいて''触れてはならない部分''の多くは、

ある一直線上に存在するのです。



それ等については、また後日にお話しすると致しまして、



ペガサス病対策加工調整ver.2とは?


今回は''最も触れてはならない部分''である、「ガス放出口」についてなのです。

※左側が''未加工のガスチャンバー''、右側が''ペガサス病対策加工調整ver.2を施したガスチャンバー''。







ちなみに現在の''ペガサスチューニング''において、ガス放出口径の拡大、

すなわち「ボアアップ」は、一切施しておりません。



ペガサスチューニングに''ボアアップ''は必要ございません。




現在のペガサスチューニングにおいて、「ボアアップ」は、


百害あって、一利無しなのです。


ボアアップを施す事により、ガス放出量がアップ致します。

結果、初速は上がります。



ただそれだけの事なのです。



そして、ガス放出量が増えれば増える程、ガスタンク内圧が大きく変化し、必然的に初速が安定し辛くなります。




初速のコントロール(安定化)が非常に難しくなってしまうのです。



ガスガンのチューニングにおいて、一番大切な事は、

どれだけ多くの弾数を、安定した初速で発射出来るのか。

という事であり、エアコッキングや電動に比べ、格段に難しい点であります。



「0.1mm単位」で正確に加工出来るならまだしも、テーパリーマ等を使用し、

目分量にて「放出口を拡大」するという事は、

もはや''チューンダウン''でしかないのです。











閑話休題。





それ位、デリケートな部分である''ガス放出口''。




ペガサス病対策加工調整ver.2とは?

※未加工のガスチャンバー。




特に内側の''バルブ.Oリング''が収まるテーパー部分に手をつける事は、



もはや''ジャンクパーツを自ら作り出している''

と言っても、過言ではございません。



例えば「綿棒」にピカールを付け、少しガス放出口テーパー部分を磨くとします。

亜鉛独特の荒れた地肌を磨く事により、より''バルブ.Oリング''が放出口テーパー部分に密着し、

ガス漏れが起こりにくくなる様に思いますが、残念ながら、その様にはなりません。



ほんの少し、''ピカールを付けた綿棒''で磨いただけでも、


''修復不可能なガス漏れ''が発生したりするのです。


ほんの''0.0数mmの加工''であったとしても、致命的なガス漏れを引き起こす可能性が有る部分。



それがガス放出口内側のテーパー部分なのです。



ペガサスリボルバーにおいて、''最も繊細な部分''であります。








その最も繊細な''テーパー部分の形状''を、






ペガサス病対策加工調整ver.2とは?

※ペガサス病対策加工調整ver.2を施した''ガス放出口内側のテーパー部分''。





''ペガサス病対策パッキンNBR90 ver.1.1''の外径、形状に合わせ、大幅に形状変更する。




それが「ペガサス病対策加工調整ver.2」なのです。


''NBR90 ver.1.1''の外径、形状に合わせたテーパー加工を施しておりますので、

従来の「ペガサス病対策加工調整」に比べ、''ガス漏れに強くなる事''は必然なのです。






ペガサス病対策加工調整ver.2とは?

※''旧ペガサス病対策加工調整''、''A90化''の極端なイメージ。






ペガサス病対策加工調整ver.2とは?

※ペガサス病対策加工調整ver.2の極端なイメージ。





もちろん''ガスガン''でございますので、「100%ガス漏れしない」と言い切る事は出来ません。



むしろ''ガスガン''でございますので、パッキンの劣化やその他の要因等により、

いずれかは「確実に、ガス漏れが発生致します」。



より強く「ペガサス病」の発症を抑えた上でガス漏れのリスクを下げ、より良い状態で長く使用する為の加工調整。

「NBR90 ver.1.1」が持つポテンシャルを、最大限迄発揮させる為の加工調整。

それが「ペガサス病対策加工調整ver.2」なのです。







ただ、この「ガス放出口内側のテーパー部分の形状修正」。


それだけでは機能を発揮する事はございません。


それどころか、「ガス放出口内側のテーパー部分の形状修正」を行うだけでは、



確実に''修復不可能なガス漏れ''が発生致します。



''テーパー部分の形状修正''のみでは''ペガサス病対策''どころか、

「ガスがダダ漏れの不幸なガスタンク」を作り上げてしまうだけなのです。



「ガス放出口内側のテーパー部分の形状修正」+「A90化」を組み合わせ、''機能として一体化させる事''により



ガス漏れに強い、「ペガサス病対策加工調整ver.2」が完成するのです。



そして、その副産物として、より細やかな「初速調整(ガス放出量調整)」が可能になったのです。






ただ、非常に手間なのです( ;´Д`)





※ガス放出口内側テーパー部分の形状修正は、絶対に行わないで下さい。

自己責任と言えども、かなりの高い割合で「不幸なガスタンク」を作り上げる結果となってしまいます。






(おしらせ)

''butchの出品リスト''。
https://auctions.yahoo.co.jp/seller/butch_cw



各種様々、出品中なのです( ;´Д`)



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