2016年10月20日

「ボアアップのみ」の不毛さ。

こんばんは♪butchです(^ω^)





今月、異様に多い「検索キーワード」に対して、
私の考えを述べさせていただきたいと思います。







「ボアアップ」について。








「排気量を上げ、初速を上昇させたい。」
「ボアアップ」を施す目的とは、すなわちコレに尽きると思います。







butchの結論。





あまり意味はございません。

「ボアアップ」を施す事により、集弾性、すなわち「グルーピング」は確実に低下致します。




もう一度、申し上げます。




ボアアップを施す事により、グルーピングは確実に低下致します。









何故か?







ガスタンク内圧の変化が大きくなり、初速の変化が大きくなるからです。








JフレームにはJフレームの、KフレームにはKフレームの、そしてNフレームにはNフレームの、
そして「ソレ」に対するインナーバレル長による

適切なガス放出量(すなわち初速)が決まっているからです。




フレームサイズ(すなわちガスタンクのサイズ)やインナーバレル長に対しての、
適切な「初速」は決まっているのです。





それを逸脱し、
高いグルーピングを維持する事は、
何人にも「不可能」なのです。









「ボアアップのみ」の不毛さ。




現在製作中の「Kフレーム1/1000 真打」を例えに致しますと、
現在「真打」の最高初速は35°~時にて「91~93m/s」でございます。


これは明らかに「高初速」過ぎるのです。


これから「ボアダウン」を施し、35°~時に「~85m/s」に抑えたいのです。




私にとって、「1/1000」のチューニングにとって、「ボアアップ」とは

ボアダウンに至る迄の過程でしか無いのです。




そして「ボアアップ」に比べ、「ボアダウン」は数段難しく、調整に時間がかかります。








すなわち「ボアアップ」とは、


その程度のチューニングなのです。





チューニングとは正に、先日m14gbbshooterさんに戴いたお言葉、


「全体調和」なのです。




どこか一部分を突出させたまま、全体を高い次元にて調和させる事は不可能なのです。





私にとって、「ペガサスリボルバーの全体調和」は、

◯シルクタッチ、なおかつ「確実なアクション」。
◯高い集弾性。
◯それを可能とする為の「安定した排気量」、すなわち「初速」なのです。




この「アクション」、「集弾性」、そして「初速」を調和させる事に

二年以上かかったのです。







「ボアアップ(初速アップ)」自体は目的にはなりません。
目標に到達する為の手段の一つ、そして「過程」でしか無いのです。





その程度の物でしか無いのです。




これが私の、現在の「チューニング論」なのです。





(追記)

今月も、福音は訪れず...

果報は寝て待て、と云ふ事なのだらうか。



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