2016年11月21日

ロングバレルモデルのデチューン。

こんばんは♪butchです(^ω^)





少し暖かい今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?





さて、ここ数ヶ月多く検索されている「デチューン」について、少しお話を。
※とても微妙な「内容」なので、かなり抽象的な表現となります。





現在「1/1000」を目指し、


ロングバレルモデルのデチューン。



「M10 hi-mod」や、





ロングバレルモデルのデチューン。



「M29HW CB PS」等、「ロングバレルモデル」を製作中なので、
タイムリーな内容だったのです。












「初速のデチューン、その1。」




「ロングバレルモデルのデチューン(初速調整)」、ただ「初速を下げるだけ」ならば簡単です。




インナーバレルを「Kフレームシリーズ 4inchモデル用」以下の長さにカットすれば良いのです。
※インナーバレル全長が9.3cm以下。




この「インナーバレルカット」が一番簡単かつ、確実なのです(^ω^)


「4inchモデル以下」のインナーバレル長にて、
現行銃刀法で定められている「0.98j」を超える初速を叩き出すと言う事は、





「必ず何処かに無理がある。」




と考えて良いと思うのです。
様々な部分が安定しないと思われます。







「初速のデチューン、その2。」



「インナーバレル長を維持しつつ、初速のデチューンを施したい。」


ここから少し難易度が上がります。
しかし、この「初速調整」も比較的簡単なのです。




一番簡単な方法が、「ガス放出口の小口径化。」



現行銃刀法施行以前の「某ロングバレルモデル」等には、
「途轍も無く大口径なガス放出口モデル」がございました。
※あえて明言は避けさせていただきます。



「なぜ、ここ迄広くした?」
と、疑問を持つ程の大口径なのです。



この「ガス放出口径」。とても「ナイーブ」な部分なのです。



基本的に「ガス放出口径」と「ガス放出量」は比例致します。
ただ、間違い無く「広ければ良い」と言うものではございません。



様々な意味で、とても「不安定なガスガン」と成り下がってしまうのです。



よくある「初速向上の為のガス放出口拡大」、これはとても「リスクの高い」加工法なのです。

0.0何mm単位で、正確に加工出来る方ならいざ知らず、
安易に「ドリルビット」や「テーパリーマ」を使用した「ガス放出口径拡大」。



ほぼ狙い通りの結果には至りません。




必要以上な初速の向上、そして初速の低下&不安定な上下動、最悪なケースでは「修復不可能なガス漏れ」を引き起こします。




私は基本的に、この「ガス放出口径の拡大」は施しません。
とても「コントロールが難しい部分」なのです。


施す必要が有る物もございますが、「ガスタンク容量」、「インナーバレル長」に合わせた
必要最低限の「ガス放出口径」にて加工致しております。

※「ガスタンク容量」、「インナーバレル長」に合わせた「ガス放出口径」を数値化致しております。
「ガス放出口の小口径化」の為でございます。







「初速のデチューン、その3。」



「現行銃刀法によって定められた上限数値を厳守しつつ」、「インナーバレル長を維持しつつ」、「ペガサス病対策加工調整を施しつつ」、
「アドバンスド90化を施しつつ」、「カスタムパーツを使用しつつ」、

「程良い数値で初速を安定させたい。」













もうすぐ完成。








少し進歩した「ペガサス病対策加工調整」なのです。






続く。






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