2016年01月07日
タナカ ペガサスリボルバー、カスタムしない事のススメ。
おはようございます♪butchです。
すんごい眠いのです(;´Д`A
しかし、眠る事は何時でも出来ます!!!
(...そうでも無いのですが。)
更新出来る間に更新せねばならぬのです。
さて、先日からチューン致しております「タナカ S&W M36 3inch」。
なぜ「3inch」モデルをチューンしているのか?と、申し上げますと...
「初速」です。
(いろいろと理由がございますが、それはまた後日。)
タナカ ペガサスリボルバーは2inch、3inch、4inchで全く初速が変わります。
各バレルサイズの初速上限なのですが、M327 2inch ver.狼等の例外を除くと、
2inch...~71m/s
3inch...~82m/s
4inch...94m/s
個体差により多少の差異はございますが、これが上限です。
これ以上の数値を安定して記録する事は、ほぼ不可能です。
どこかしらに不具合を発生致します。※ガス漏れや動作不良。
巷で言われている「ボアアップ」や「アームプランジャーのシャフト延長」等の初速アップカスタム。
私も、過去に施していた時期がございました。
今回は、この二種のカスタムについてのお話です。
前持って結論を申しますと、
この二種のカスタム、必要ありません。
期待していた皆様、申し訳ございません。
しかし、この二種のカスタム、もはや私には必要無いのです。
この二種のカスタムは、主に「ガス放出量アップ」の為のカスタムです。
悪く言えば、「ガス放出量をアップ」させる為だけのカスタムです。
先ずは「ボアアップ」について。
簡単に言えば「ガス放出口径」を拡大し、ガス放出量をアップさせるカスタムなのですが、
常にガス漏れのリスクが付きまといます。
ボアアップを施すと、確かに初速は少し上がります。
しかしこの加工、ものすごく数値にシビアな加工なのです。
「穴を広げれば良いんでしょ♪」
間違いなく失敗します。
初速低下、初速安定度の低下が発生します。
最悪、修復不可能なガス漏れが発生します。
なぜか?
ガスタンク容量とガス放出量には、ある一定のバランスがございます。
その一定のバランスを超えてしまう(崩してしまう)と、
ガスタンク内圧が急激に変化し、ガスガン最大の弱点である、
「ガスタンクの冷え」の度合いが強く出る様になります。
ガスガンの肝である「液体ガスの気化効率」を「ガスタンク内圧変化による冷え」が、初弾から上回ります。
これにより、初速、初速安定度が著しく低下致します。
これって、本末転倒ではないでしょうか?
適正ガス放出口径はフレームサイズ(ガスタンクの容量)により変化します。
一律ではございません。
正確な数値は公表致しませんが、0.1mmの差で極端に変化致します。
0.1mmの差により、初速、初速安定度の低下が起こります。
加工数値の管理が、本当にシビアなカスタムなのです。
次に「アームプランジャーのシャフト延長」。
このカスタム、本当に必要無いと思います。
確かに初速は伸びます。
しかし、本当に少しの伸びです。
皆様、シャフトの延長、どの程度延長出来ると思われますか?
2mm?1mm?0.8mm?
ノンノン。
「延長出来て、0.2~0.3mmですね。」
本当にこれが限界の延長数値です。これ以上の数値の延長は不可能です。
(出来ない事は無いですが、ガスリボルバーとしての機能が失われると言っても過言ではございません。)
なぜか?
これ以上の延長を行うと、シリンダーの開閉が行えなくなります。
閉じる時にはリコイルプレートに激しく引っかかり、
開ける時にはボルトに激しく引っかかり、シリンダーオープン不可能な状態になります。
実質、使用不可能な動作不良です。
しかも、この「アームプランジャーのシャフト延長」。
加工する際に、「アームプランジャーのシャフト」を歪める可能性が非常に高いのです。
固定の為の確実な治具を用意し、正確に機械加工出来る方ならいざ知らず、
手加工で正確な数値に加工するのは、ほぼ不可能。
はっきりと申し上げますが、やらない方がマシです。
先程申し上げました「シャフトの歪み」は、とても大きな「デメリット」を産み出します。
長々と書き連ねてしまいましたが、要するにこう言う事です。
この二種の加工、
「デメリットが、メリットを大きく上回っているんですよね。」
そう言う事なのです。
すんごい眠いのです(;´Д`A
しかし、眠る事は何時でも出来ます!!!
(...そうでも無いのですが。)
更新出来る間に更新せねばならぬのです。
さて、先日からチューン致しております「タナカ S&W M36 3inch」。
なぜ「3inch」モデルをチューンしているのか?と、申し上げますと...
「初速」です。
(いろいろと理由がございますが、それはまた後日。)
タナカ ペガサスリボルバーは2inch、3inch、4inchで全く初速が変わります。
各バレルサイズの初速上限なのですが、M327 2inch ver.狼等の例外を除くと、
2inch...~71m/s
3inch...~82m/s
4inch...94m/s
個体差により多少の差異はございますが、これが上限です。
これ以上の数値を安定して記録する事は、ほぼ不可能です。
どこかしらに不具合を発生致します。※ガス漏れや動作不良。
巷で言われている「ボアアップ」や「アームプランジャーのシャフト延長」等の初速アップカスタム。
私も、過去に施していた時期がございました。
今回は、この二種のカスタムについてのお話です。
前持って結論を申しますと、
この二種のカスタム、必要ありません。
期待していた皆様、申し訳ございません。
しかし、この二種のカスタム、もはや私には必要無いのです。
この二種のカスタムは、主に「ガス放出量アップ」の為のカスタムです。
悪く言えば、「ガス放出量をアップ」させる為だけのカスタムです。
先ずは「ボアアップ」について。
簡単に言えば「ガス放出口径」を拡大し、ガス放出量をアップさせるカスタムなのですが、
常にガス漏れのリスクが付きまといます。
ボアアップを施すと、確かに初速は少し上がります。
しかしこの加工、ものすごく数値にシビアな加工なのです。
「穴を広げれば良いんでしょ♪」
間違いなく失敗します。
初速低下、初速安定度の低下が発生します。
最悪、修復不可能なガス漏れが発生します。
なぜか?
ガスタンク容量とガス放出量には、ある一定のバランスがございます。
その一定のバランスを超えてしまう(崩してしまう)と、
ガスタンク内圧が急激に変化し、ガスガン最大の弱点である、
「ガスタンクの冷え」の度合いが強く出る様になります。
ガスガンの肝である「液体ガスの気化効率」を「ガスタンク内圧変化による冷え」が、初弾から上回ります。
これにより、初速、初速安定度が著しく低下致します。
これって、本末転倒ではないでしょうか?
適正ガス放出口径はフレームサイズ(ガスタンクの容量)により変化します。
一律ではございません。
正確な数値は公表致しませんが、0.1mmの差で極端に変化致します。
0.1mmの差により、初速、初速安定度の低下が起こります。
加工数値の管理が、本当にシビアなカスタムなのです。
次に「アームプランジャーのシャフト延長」。
このカスタム、本当に必要無いと思います。
確かに初速は伸びます。
しかし、本当に少しの伸びです。
皆様、シャフトの延長、どの程度延長出来ると思われますか?
2mm?1mm?0.8mm?
ノンノン。
「延長出来て、0.2~0.3mmですね。」
本当にこれが限界の延長数値です。これ以上の数値の延長は不可能です。
(出来ない事は無いですが、ガスリボルバーとしての機能が失われると言っても過言ではございません。)
なぜか?
これ以上の延長を行うと、シリンダーの開閉が行えなくなります。
閉じる時にはリコイルプレートに激しく引っかかり、
開ける時にはボルトに激しく引っかかり、シリンダーオープン不可能な状態になります。
実質、使用不可能な動作不良です。
しかも、この「アームプランジャーのシャフト延長」。
加工する際に、「アームプランジャーのシャフト」を歪める可能性が非常に高いのです。
固定の為の確実な治具を用意し、正確に機械加工出来る方ならいざ知らず、
手加工で正確な数値に加工するのは、ほぼ不可能。
はっきりと申し上げますが、やらない方がマシです。
先程申し上げました「シャフトの歪み」は、とても大きな「デメリット」を産み出します。
長々と書き連ねてしまいましたが、要するにこう言う事です。
この二種の加工、
「デメリットが、メリットを大きく上回っているんですよね。」
そう言う事なのです。
Posted by butch at 11:27
│チラ裏